先生と生徒の恋愛?なんだかドラマの中の話のようですが、現実にも、元教え子と結婚する先生は一定数いますよね。
しかし先生という立場で、在学中の生徒と恋愛関係になったら、それは「アウト」です。
「先生と生徒の恋愛関係」純愛を貫けるかどうかで決まる!?
先生という立場でありながら、生徒に恋愛感情を持つなんて!と自分を責めている人もいるでしょう。
けれども、先生も人間ですから、毎日顔を合わせて、同じ時間を過ごしていくうち、感情が動くことがあっても仕方がありません。
それでも、繰り返しますが在学中に生徒と恋愛関係になることは、絶対にNGです。
年頃の生徒は敏感なので、特定の生徒に対するあなたのちょっとした行動から異変に気付き、すぐに噂になります。あっという間に他の先生や保護者の耳にも入るでしょう。そうなったら、あなたの教師としての信頼はガタ落ちです。
大げさでもなんでもなく、あなたはすべてを失うかもしれません。
このことをよく胸に刻んで、軽はずみな行動はくれぐれも慎んでください。
在学中はあくまでも、先生と生徒。教師として人として、信頼を得られるように努めましょう。
恋愛感情自体は悪いことではありませんが、そこはしっかりとコントロールして、お互いに人生の汚点にならないようにしなくてはなりません。
生徒が卒業し、大人になるまでは、純愛を貫くこと。それが唯一、幸せになる道です。
先生と生徒の恋愛について法律からのアドバイス
先生と生徒の恋愛は、法律的にアウトの可能性が高いといえます。
特に関係してくる法律や条例は、この二つです。
①青少年保護育成条例
性被害をはじめとする危険から青少年を守るために全国の自治体で制定されているもので、自治体によって多少の違いはありますが、青少年(18歳未満の者)に対する性的な行為を禁止しています。
プラトニックな関係であれば、条例違反とはいえないケースもあるかもしれませんが、それを証明することは難しいでしょう。
②地方公務員法
地方公務員法第33条では、「信用失墜行為の禁止」を定めており、職の信用を傷つけ、全体の不名誉となる行為をしてはならないと記載されています。
先生と生徒が特別な関係であることが周囲に分かった場合、その影響は非常に大きいことが容易に想像できます。
すべての生徒に対して公平であり、正しい道へと導いてくれるはずである教師という職の信用を著しく傷つける可能性があります。
場合によっては、懲戒免職もあり得るでしょう。
私立の先生でも、おそらく同様の厳しい処分を受けるはずです。
先生が生徒に恋をした!?恋愛関係になったら法律的にアウト!?まとめ
先生と生徒の恋愛には、法的にも社会的にも大きなリスクがあります。
刑事責任に問われなくても、職場内で解雇を含む深刻な処分を受けることになります。
障害があるほど恋愛は燃えるといいますが、年長者である先生の方が冷静にならないと、後々二人ともが後悔することになるでしょう。
良識をもって行動したいものです。