冬休みですね。
受験生にとっては、最後の長いお休み。
正念場でしょうか。
ところが、そんな時期なのに子どもが遊んでばかりいる。
「うちの子、なんで勉強しないの!?」
そんな悲鳴も聞こえてきそうです。
子どもの「やる気スイッチ」をONにする方法考えてみました。
受験生でも冬休みぐらい勉強しないで遊びたい!?子供なりに考えている?
なぜ勉強しないのか。
その理由を考えないと「やる気スイッチ」は見つかりません。
考えられる主な理由は次の通りです。
・単純に勉強が好きではない、興味が無い、したくない。
・多感な時期なので学校生活などに疲れきっている。
・授業について行けないので意欲がわかない。
・小さい頃から勉強する習慣がない。
・どうやって勉強したらいいのかわからない。
・反抗期で「やれ」と言われたことをしたくない。
いかがでしょうか?
ピンポイントで該当しなくても、近いものがあるのでは?
子どもは、たとえ勉強が好きでなくても「この時期は勉強しなくてはいけない」と頭では理解しています。
しかし、様々な理由から勉強が苦手、苦痛と感じる子も多いです。
受験勉強は、通常の勉強とは違います。
長い積み重ねの上になり立つものです。
時間が必要です。
根気が必要です。
常日頃勉強が苦手と感じる子どもにとって、長い期間勉強しなければならないことは、精神的にも疲れるでしょう。
その上で「やらなければいけない」というプレッシャー。
うまくいかない焦り。
忍耐の限界を迎える頃かもしれません。
親御さんは、そんな子どもの気持ちを理解した上で対応しなければなりません。
焦りやプレッシャーを感じている子どもに「勉強しなさい!」は、逆効果になります。
「自分の気持ちをわかってもらえない」と子どもは反発します。
子どもの様子を見守り、子どもが今どんな精神状態なのかきちんと知ることが大切だと思います。
受験生にとって冬休みは追い込みの時期!!やる気を出す必須アイテムとは?
子どもがやる気を出す必須アイテムってあるんでしょうか?
それは「気分転換」と「ご褒美」です。
子どもの様子を見守り、子どもが何を思っているのか知ると同時に親がするべきこと。
それは、子どもの生活環境を整え勉強しやすい状態を作ることです。
先ほども言いましたが「勉強しなさい!」は逆効果です。
言葉ではなく自然な形で子どもの生活リズムを整えましょう。
長いお休みは、夜更かしや寝坊などで生活リズムが乱れることがあります。
しかし、これはお休みが終わった時に子どもが辛い思いをします。
普段よりは少し時間に余裕をとり、できるだけ普段の生活リズムを乱さないようにしてあげてください。
お休みの間、普段の勉強は午前中をメインにするのが望ましいです。
夜も10時頃までに終えるのが理想的です。
そして何より大切なこと。
それは「気分転換」です。
勉強、勉強の日常から一旦離れること。
冬休みなら、大みそかと元日は勉強しなくてもOKくらいの気持ちでいましょう。
2日と3日は半日くらい。
4日から通常通り。
元日は家族と過ごしてもいいし、友だちと初詣に出かけてもいいでしょう。
気分転換のもう一つの方法として「場所を変える」というのもあります。
手間やお金のかかることなので、誰でもできるというわけではないですが…。
これは、ホテルなどを利用して勉強する場所を変えるという方法です。
環境が変わると集中力が増すようです。
「気分転換で遊ぶ」ではなく「場所を変えて気分転換をはかる」ですね。
そして、もう一つの方法「ご褒美」
誰にでも一つは大好きなことや物ってあると思います。
女の子ならアイドルに夢中かもしれないですし、ゲームが大好きという子もいるでしょう。
この辛い受験の追い込みの時期を頑張ったら、大好きなものをご褒美にする。
辛い時期の先に幸せがあれば、それを目指して頑張れるのではないでしょうか?
本当の幸せは合格することなんですが、目先の幸せは確実に「やる気スイッチ」を押してくれます。
まとめ
日頃頑張っている受験生ですが、長いお休み。
ましてや、年末年始はいろいろと行事やイベントもある。
友だちと遊びたい。
ちょっとくらい息抜きしたい。
そんな風に考えている受験生も多いのではないでしょうか?
子どもたちなりに考えて行動しているとは思いますが、見ている親はハラハラしてしまいますよね。
ある程度親の管理下で、なおかつ気分転換がはかれて自然に勉強する時間が作れる状態。
さほど難しい事ではないのかもしれません。
子どもだって何も考えていないわけではない。
何を思い、どう感じているのか。
どうか、しっかりと見てあげてください。