旦那嫌いじゃないけど離婚したい?夫婦が離婚するには理由がないとダメ?

 

20代で結婚したはいいけれど、離婚を考えている。

旦那の事は嫌いではないが、結婚当初のような好きな気持ちは持てない。

2人で何かを楽しむわけでもなく、一緒にいる必要がないのではないか…。

そんな理由で離婚なんて出来ないとは思っているが、まだ若いので別れるなら早く別れたいと思っている。

そんなことを考えたこともあるはず。

離婚をするときに必要な理由を考えてみましょう。

夫婦が離婚をしたい時に理由がなくても互いの合意があれば離婚出来る。

 

 

夫婦が離婚をするときに必要な要件を考えてみましょう。

相手が不貞行為(浮気)をしていたり、DVがあったりする場合には分かりやすい離婚原因があるので離婚しやすいです。

これに対し単なる性格の不一致やなどの明確な原因がない場合は離婚することは難しいのでしょうか?

実際にはそのようなことはありません。

法律上の離婚原因(民法770条1項)は、「裁判をしたときの離婚理由」です。

離婚訴訟が起こった場合には、民法所定の離婚理由がない限り、離婚を認めてもらうことができません。

これに対し、協議離婚や調停離婚では、離婚するかしないかを、当事者同士が話し合って決めます。

当事者双方が納得していたら、離婚をすることができるのです。

つまり、協議離婚や調停離婚で話し合いにより離婚をするなた、明確な離婚理由などなくても離婚は可能です。

日本では90%以上の人が協議離婚で離婚しています。

 

明確な理由がなく離婚をするとき慰謝料は発生するのでしょうか?

慰謝料とは自らの故意過失にもとづく違法行為により、相手のかぶった精神的苦痛に対する損害賠償金です。

ですので、単なる性格の不一致で離婚する場合には慰謝料は発生しません。

しかし、協議離婚や調停離婚の場合離婚条件は当事者間で自由に決めることができます。

相手が離婚を望んでおらず、こちらが離婚したい場合には、こちらの方が「解決金」を支払わなければならないケースもあります。

 

 

 

離婚の理由がない!夫が合意してくれなかったら、やはり理由が必要!?

 

 

こちらが離婚したいと思っていても相手がすんなり受け入れないことがあります。

どのように離婚を進めればよいのかをご紹介します。

 

話し合い

もちろんまず行うことは、相手との話し合いです。

離婚したいと考えていることやその理由、希望する離婚条件を伝えます。

相手が離婚を合意してくれない場合でも、こちらがしっかりと考えたうえで離婚を望んでいることを説明します。

 

離婚調停

話し合いによっても離婚が成立しない場合には、家庭裁判所で離婚調停を申し立てる必要があります。

離婚調停をすると、裁判所の調停委員が申立人と相手との間に入って話を進めてくれるので、相手と直接話をする必要がありません。

調停委員が相手を説得してくれることもあります。

 

離婚訴訟

調停をしても離婚ができなかった場合、離婚訴訟となります。

この場合は法的な離婚原因が必要となります。

 

 

別居して期間の経過を待つ

上記の通り離婚訴訟では、法律上の離婚原因がある場合しか離婚を認めてもらうことができません。

このようなケースでは、別居期間をおいて話し合いを継続します。

別居期間が長くなると、裁判で婚姻の破綻を認めてもらいやすくなります。

だいたい10年も経過すると裁判で離婚を認められる可能性が高くなります。

 

旦那嫌いじゃないけど離婚したい?夫婦が離婚するには理由がないとダメ?まとめ

 

主だった原因がない場合に離婚するために必要な方法をまとめてみました。

相手が合意してくれない場合の離婚には相当な労力がかかります。

決意をもって、しっかり準備をして臨みましょう。

 

 

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