ダウンジャケットを自宅で洗ったら臭う!?
こんな経験した方いらっしゃいますよね?
これは主にダウン特有の羽毛が原因です。
羽毛についた雑菌の臭いなんです。
正しい洗い方と乾かし方でこの臭いは防げます。
ダウンジャケットを洗濯したらなんか臭い!洗濯機で洗う臭いの取り方は?
そもそもダウンジャケットの匂いの原因の多くは、ダウン特有のものです。
ダウンジャケットの中には羽毛が入っています。
羽毛、つまり鳥の羽ですね。
どうしても動物特有の臭いというものがあります。
本来はきちんと脱臭や洗浄といった処理がされているはずですが、質の悪いものだとこの工程がずさんだったりします。
悪質なものだと羽毛に肉の一部がついたままなんてことも…。
羽毛には油脂のような脂があるため雑菌が繁殖しやすいです。
処理工程がいいかげんだと雑菌は簡単に増えます。
きちんと処理されたものでも、濡れると雑菌の繁殖を招きます。
ダウンジャケットを洗った時に臭うのは、ダウン特有の獣臭と雑菌の繁殖による臭いです。
ダウンジャケットの洗い方を間違えると、匂いの発生や劣化をおこしてしまいます。
洗濯機で洗う場合、手洗いの場合どちらも同じですがいくつか注意点があります。
- 洗濯表示の確認
手洗いや洗濯機マークが無いものは自宅での洗濯はできません。
また、中身が本当にダウンなのか確認も必要です。
- 汚れのひどい部分は前処理
洗剤液を含ませたタオルでひどい汚れは落としておきます。
これをしておかないと縫い目などにシミができてしまいます。
- 洗剤は中性洗剤かダウン専用洗剤
アルカリ、弱アルカリ性はダウンの油脂が溶けてしまいます。
- ネットへ入れる
ダウンは空気を含んでいるため水に浮いてしまいます。
ファスナーを閉めて形を整えてたたんだらバスタオルにくるんでネットに入れます。
- 洗濯モードは弱いモードで
手洗い・おしゃれ着洗いのモードで洗います。
- 自動で脱水しない
手動脱水で1分程度脱水する。
水が切れない時は、そのつど形を整えつつ繰り返す。
水を含んだダウンジャケットは破裂の恐れもあります。
- 陰干しする
厚みのあるハンガーで陰干しします。
ある程度乾いたらダウンをもみほぐし、ふっくらするまで繰り返す。
ここできちんと乾かさないと臭いの原因になります。
ダウンジャケットの臭いにおいの取り方は?完全に乾かすためのひと工夫も!
ダウンジャケットは、自然乾燥で中までしっかり乾かすのが大切です。
正しい洗い方をしても、乾燥が不十分だと臭いの発生の原因になります。
生乾きは羽毛の劣化も招いてしまいます。
羽毛が劣化すると、ダウン特有の温かさが損なわれてしまいます。
乾かし方を誤ると、臭いの発生、羽毛の偏りによる全体の型崩れなどがおきてしまいます。
乾かす時に使うハンガーですが、肩に厚みがあるものを使います。
細いものは肩の部分に重みがかかり型崩れの恐れがあります。
平干しできるのならそれがベストです。
羽毛の偏りがある程度防げます。
風当りの良い場所で陰干しします。
直射日光は、生地が傷みますし変色の恐れもあります。
ここで注意したいのは偏った羽毛をほぐすタイミングです。
濡れた状態で羽毛をほぐすのはNGです。
表面が乾いてきたら両手でダウンをはさみ軽くパンパンと叩きながら羽毛を均一に整えます。
ふっくらするまで何度か繰り返します。
ダウンジャケットは、一見乾いたように見えても実は中のダウンが乾ききれていないことがあります。
しっかり乾かすには2~3日陰干しします。
じっくり乾かすことが一番です。
途中でダウンジャケットを裏返すことも忘れてはいけません。
乾燥器を使う場合は、このあとに仕上げとして使います。
低温で10分程度ですね。
ダウンのふんわりとしたボリュームを取り戻すには一番良いようです。
まとめ
ダウンジャケットを洗うには、正しい洗い方と干し方が大切です。
一番大切なのは干し方でしょう。
正しい洗い方をしても、干し方が間違っていたら何にもなりません。
ダウンは鳥の羽。
動物性ものなので雑菌の繁殖は布とは比べものになりません。
ダウンの特徴をよく理解した上で洗ってください。
実は、ダウンジャケットをあまり気にせずガンガン洗ってしまう人もいます。
しかし、こういう人たちも乾燥についてはかなり慎重です。
洗い方も大切ですが、乾かし方はもっと大切ということでしょう。
失敗してしまった方、これから挑戦する方の参考になれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。