iPhoneクイックスタートがうまくいかない場合はやり直した方が良い?やり方と時間はどれくらい?

『クイックスタート』は、iPhoneを買い替えた際に、古いiPhoneから新しいiPhoneに簡単にデータ転送をする機能のことです。

 
新しいiPhoneを起動するとクイックスタートの画面が表示されます。その画面に従って、新しいiPhoneに古いiPhoneに近づけるだけ。

 
ケーブル不要で、普段「バックアップを取っていない」という方でも新旧のiPhoneさえ手元にあればデータ転送が簡単にできます。

 
 今回はその『クイックスタート』がうまくいかなかった場合のやり直し手順をご紹介します。

 

iPhoneクイックスタートのやり直し手順

 
クイックスタートは難しい操作ではありませんが、もしうまくいかなかった時は…。

 

ということで解説を始めてまいります。まずは、クイックスタートのやり直しが必要な症状をお伝えします。このような症状が出てしまったときには、やり直しを試してみましょう。

 

クイックスタートやり直しが必要な5つの症状

 
①エラーコードと共に「設定できませんでした」とメッセージが表示される。(例:-6722)
②「データ転送を完了できません」と表示される。
③真っ白or真っ黒の画面のまま動かない。
④リンゴマークのままフリーズ。
⑤データの転送に5時間以上かかっている。(例:100GBのデータ転送は平均1~2時間)

 
クイックスタートのやり直しは難しくありませんので、この後仮説をする手順通りにやり直しを試してみましょう。

 
 また、念のため『クイックスタート』ができない場合もありますので、そちらもご紹介します。
①本体の販売店で初期設定するとできない。
②iPhone5S以前のiPhoneはできない
③「Apple School Manager」と「Apple Business Manager」に登録されている場合はできない。

 
以上3つの場合はできません。①については、『クイックスタート』自体が初期設定の一環なので、初期設定が終えられてしまうとできなくなってしまいます。

 
②は『クイックスタート』の機能がついていない機種になります。③は学校や職場で制限をかけているためできません。

 
 その他、新しいiPhoneのストレージ空き容量が古いiPhoneの転送元データ容量より少ない場合は転送ができません。

 
今までの機種より少ないストレージ容量を選ぶ方は少ないと思いますのでこれは念のため。その他、アプリによっては引継ぎができない場合もあります。

 

 それでは、『クイックスタート』のやり直し方法の解説に入ります。

 
手順は簡単!iPhoneをリセットして最初からやり直すだけ!

 まずは、新しいiPhoneをリセットします。
iPhoneの設定アプリからリセットを選択し、「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。
パスコードを入力し、消去します。
すると再起動が始まります。
立ち上がると真っ白の背景に「Hello」「こんにちは」という初回起動画面と同じ表示が出ます。
そうしたら、再び古いiPhoneを近づけて「新しいiPhoneを設定」の「続ける」をタップしましょう。

もし、新しいiPhoneフリーズなどで操作できない場合は強制再起動をします。
強制再起動の方法は機種別になるため、アップルサポートのリンクを貼っておきます。
https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph8903c3ee6/ios

 

iPhoneクイックスタートってどれくらいの時間で出来る?

 
 簡単にできるiPhoneのクイックスタートですが、どれくらいの時間で出来るのでしょうか。

 
目安までになりますが、ご紹介をします。

 
上記『クイックスタート』のやり直しが必要な症状で簡単にご紹介しましたが、100GBのデータ転送は平均1~2時間です。

 

『クイックスタート』の機能をスタートさせると「残り時間約3時間」などと表記されていますが、どんどん変化して短縮されます。

 
しかし、平均時間はあくまで目安なので、十分に余裕をもってスタートしましょう。

 

iPhoneクイックスタート時の注意点

 
 『クイックスタート』を失敗しないための注意点もお伝えします。

『クイックスタート』は新旧2つのiPhoneを近くに置くことでデータ転送を進めます。そのため、ちかくに他のiOS機器があるとエラーが出てしまうことがあります。

 
iPadなど、他の製品をお持ちの方は、電源をオフにしたり、フライトモードをオンにしたりするなどして、干渉が起こらないように注意しましょう。

 

また、意外と多いのがデータ転送中のバッテリー切れです。

 
バッテリーが切れると当然データの転送が止まってしまいます。
そうならないよう、充電ケーブルに繋いで転送が完了するのを待ちましょう。

 
あとは、それぞれの機種のアラームなどが鳴ってしまって、データの転送が一時的に中断されてしまうケースがあります。

 
アラームが起動してデータ転送が中断してしまうなんてことがないように、古いiPhoneのアラーム設定はすべて初期化しておきましょう。

 

iPhoneクイックスタートについてのまとめ

 
 それでは、iPhoneの『クイックスタート』を活用して、楽しいiPhoneライフを過ごしましょう!

 

『クイックスタート』については、Appleが公式で操作方法を動画で公開しています。そちらも紹介してこの記事を終わりにしたいと思います。

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